2週間で全部観た!クレヨンしんちゃん・おすすめ映画ランキングTOP11

どうも、こんにちは!

クレヨンしんちゃんの映画版は全て網羅しているジョンです。

オトナ帝国の逆襲を観てから映画版をいつかは全部観たいと思っていたところにAmazonプライムビデオ  で配信されていたので2週間使って観てやりましたよ!全23作品+2016年版(映画館)。

ちょっと多すぎやしないですかね・・・(初映画は1993年7月24日)

思い出補正一切なしの大人目線のランキングになっています。過去に最高傑作だと思っていた作品も今見たら全然違った感想も含まれるのでこれから観たいという人におすすめなランキングです。

ランキング上位ほど感想とレビュー長めです。

11位 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦

突如現れた国籍不明の少女レモン。 彼女がしんのすけに見せたものは、しんのすけのヒーロー、アクション仮面からのメッセージ。 「しんのすけくん、君も今日からアクションスパイだ。正義のために一緒に戦おう!」 すっかりその気になったしんのすけは、レモンの指導のもと、スパイ訓練を開始するのだが……。

期待をしていなかったのに面白かった作品。主人公のしんちゃんよりも、ヒロイン・レモンがメインキャラクターだったのがよかったのかな。いい意味で普通。

テンポが良くサクサク観れて大人も飽きず、子どもと一緒に観たい。

10位 映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁

ある日、タイムマシンでしんのすけの未来の花嫁タミコがやって来た。 大人になったしんのすけが、ネオトキオの支配者・金有増蔵に捕まってしまい、助けるためには5才のしんのすけの力が必要だという。 タミコの必死な訴えにも、いつも通りまったくやる気のないしんのすけ。 お互いに本当に未来のケッコン相手なのかと疑いつつも、とりあえず、二人は未来都市“ネオトキオへ”--。

設定の完全勝利な映画です。2005年以降の中ではロボとーちゃんと同じぐらい設定が良い。

みんなの未来はどうなっているの・・・まさおくんが寂れたコンビニ店員になってるじゃないですか。

しんちゃんの大人になった姿の顔は最後まで出てこなかったのは作品へのこだわり。

にしても未来のしんのすけさん、モテすぎ。

9位 映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦

オラ、のはらしんのすけ5才。またまた地球の大ピンチだゾ!!  時は現代。世界征服をもくろむ秘密組織“ブタのヒヅメ”は、電子工学の天才・大袋博士とその助手アンジェラ小梅をだまし、恐ろしいコンピュータウィルスを作り出した。それを知った正義の秘密組織“SML”の一員、コードネーム〈お色気〉は、機械を動かすために必要なパスワードが入っているトランクを盗み、お台場の海に逃げ込んだ。彼女が救いを求めて転がり込んだ屋形船では、なぜかふたば幼稚園の先生としんのすけたち園児が、大宴会中だった!?

ぶりぶりざえもんがメインで登場するのでファンとして嬉しい作品。

主人公はお色気(三石琴乃)ともいえるほどかなりの異色な作品。ちなみにエヴァの葛城ミサト感があるが、監督・原恵一がエヴァが好きだったこともあって意識されています。

タイトルと中身が違いすぎますが、アクション映画を一本観たような感じです。

8位 映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望

「おおっ、シロがしゃべった…!」未来の30世紀からやってきたタイムパトロール隊員のリングが、シロの体を借りてオラに話しかけてきたんだ。悪いヤツが時間をこえて、過去を変えようと企んでるって!人類の大ピンチ!!

8位にしてしまい申し訳ないといえるほどクオリティが高い。序盤の侍がいる時代で始まって、30世紀特有のカオスな展開が面白い。

あまり設定を考えずに見てしまうと戦国時代からのSF展開についていけなくなるので戦国時代に未来が干渉していることだけは覚えておいてほしい。

もう一度観れば評価はもっと上がるはず。

中盤が長くダレてしまっているのが悔やまれます。

7位 映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

ある日、ギックリ腰を治しにマッサージに行ったとーちゃん。 そしたら…なんと、ロボットになって帰ってきた!? ロボットになったひろしに戸惑うみさえと大喜びのしんのすけ。 美味しい料理を作ったり、家をピカピカにしたり、リモコン操作もできる“ロボとーちゃん”は、ちょー便利。

言ってしまえばひろしのごり押し!

作品内容自体は普通だがとーちゃん(野原ひろし)の過去作品で積み上げてきた父ちゃん像を最大限生かしたことによって感動を呼んだと思います。

あらためてひろしは凄い

家族で一緒にみるのなら子どもにも観やすく、親子のことを考えさせられて一番良い作品です。

6位 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル

嵐を呼ぶ園児”しんのすけ、妹のひまわり、父ちゃんひろし、母ちゃんみさえのおなじみ野原一家は「アクション仮面」最新作の完成を記念した豪華客船ツアーに参加していた。南の島に近づき、いよいよ待ちに待った船上試写会が始まった。  と、突然、会場に謎のサル軍団が現われ、あっという間に父ちゃん、母ちゃん、大人達そしてアクション仮面がさらわれてしまう!船に残されたのは子供たちばかり。呆然とするしんのすけと仲間たち。

一番観ていてワクワクした作品。風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃん・カスカベ防衛隊がメイン。アクション仮面が普通に役者として登場する数少ない映画。

序盤中盤全く隙のない作品で絶対面白い・・・のですが終盤がざっくり終わってちょっと残念なので6位です。

5位 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

春日部で平和に暮らしていたしんのすけが何故か突然戦国時代へとタイムスリップしてしまう。そこでひょんなことから、歴史上討たれるはずだった侍を救ってしまう。歴史を変えてしまうわけだが、そんなことはどこ吹く風とばかりに、しんのすけは政略結婚に巻き込まれたり、戦で戦ったり、と戦国時代でも大暴れ。

過去に雲黒斎の野望があったので少々被っていて、オトナ帝国の感動をもう一度(製作者も感動物をプッシュしていました)ということで作品の素晴らしさよりもバックグラウンドで評価を落としています。

改めてみると井尻又兵衛由俊の漢っぷりが凄まじい。

未来を知ってしまった戦国時代の人々の気持ちがどこか切なくクレヨンしんちゃんとしてではなく単体で観ればもっと上位にいても良い作品です。

4位 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ

映画館「カスカベ座」で遊んでいたかすかべ防衛隊だが、トイレに行ったしんのすけを残して、みんな忽然と姿を消してしまう。夜になり行方不明になったみんなを心配した野原一家。映画館を探しに来たが、延々と上映されている西部劇の映像に目を奪われているうちに、気が付けば一家は映画と同じ西部劇の街に立っていた・・・。

映画の世界に迷い込み、ホラーな雰囲気を煽っているがそれほど怖くない。どこか安心感と言うか和やかで緊張感がない。その違和感が不可解で面白い。

次第に春日部のことを忘れていくところが自然すぎて元の世界に戻らなくてもよいかなと思ってしまいました。最後はお決まりのロボなのがなんともいえない楽しさ。子供向けに見せかけて全然違うので見方を変えれば1位に選んでもおかしくない傑作

3位 映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険

今度はテーマパークを舞台にしんちゃん大活躍!?  幼稚園の遠足で出かけた“群馬ヘンダーランド”。実はそのヘンダーランドこそオカマ魔女とその一味が地球征服を企む本拠地だった!  そこで地球のピンチに立ち上がったしんちゃん。お馴染みのアクション仮面、ぶりぶりざえもん、カンタム・ロボと強力な助っ人を引き連れて、オカマ魔女率いる強敵陣と世紀の大勝負!!当時セクシーアイドルとして大活躍した雛形あきこも登場。

様々なレビューサイトで1位になっているヘンダーランド。過去に観た時は恐怖しか残らなかったのを覚えています。メルヘンチックなSFな世界観とBGMがないシーンはカオス。

現実であるのに、夢の世界なのかご都合主義な部分も含めて強烈に引き込まれました。しんちゃんという幼稚園児ゆえに恐怖が煽られていく中で終わり方もまたカオス。

ただ、全作品を観ると1位と2位は他作品に譲ってもよいと思います。

ちなみにヘンダーランドは群馬県桐生市で埼玉じゃないです。故臼井儀人先生が深く関わった最後の作品。

2位 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

ある日、春日部で突然「20世紀博」というテーマパークが開催された。昔のテレビ番組や映画、暮らしなどを再現し、懐かしい世界にひたれる遊園地に大人たちは大喜び。でも、しんのすけをはじめとする子供たちには、ちっとも面白くない。毎日のように夢中になって遊びに行く大人たち…。

言わずと知れた超名作オトナ帝国。10回ぐらい視聴していますが何度観ても感動します。

ヒロシが自分の靴の匂いを嗅いで過去の記憶を思い出すシーンに泣いて(でも、靴なんだよなぁ・・・と思いながら)、みさえが「クサッ、あなた」で毎回真顔になるのが恒例行事。

過去を懐かしむのも大切だけど、今を忘れてはいけない。未来を切り捨てては・・・

ポエマーになりたくなりますが、評論としては、笑いあり、ホラーあり、涙ありと全ての要素がそろっていてバランスが良い作品です。

ずるいぞ!(この映画)

1位 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード

普段の野原家と比較しても、明らかに貧相な朝食を前に、とてもご機嫌斜めなしんのすけたち。しかしそれは最高級焼肉の夕食に備えた倹約と知り、一転大喜び! ところが突然の訪問者に、状況は二転三転。危険を感じたしんのすけたちは貧相な朝食もそのままに、何よりも冷蔵庫に最高級焼肉を残して、その場から逃げ出した!!  気がつけば、なぜか野原一家は指名手配犯に。周りは報奨金目当ての敵だらけ!

まさかのこれが・・・?と思った方。私の記憶ではグッダグダでよく分からない流れしか残っていませんでしたが、今見ると凄く面白い。

ストーリーらしいストーリーは一切なく焼肉を食べるという目標だけ。

今考えてみたらクレヨンしんちゃんってこういう作品じゃなかったか?と原点に帰った。オトナ帝国のように哀愁やヘンダーランドのようなカオスな恐怖、ロボとーちゃんのような感動もない。

ただ、焼肉を食べたい。そもそも何で熱海に向かっているのか。

おら、なんのためにこんなことをしてんだっけ・・・

こっちが聞きてぇよ!と思いながら、観た後に記憶に残るような事はひとつもない。映画・クレヨンしんちゃんに色々求めすぎているような気がしてきた。

シュールに笑わせてくれて、顔芸にポテンシャルを全振りしています。

これがクレヨンしんちゃんだった。

まとめ

久々に映画をまとめて視聴しましたが、2004年までメッセージや恐怖の強い作品が多いですね。個人的には夕陽のカスカベボーイズの評価が上がりました。

今見ても面白いとは、さすがクレヨンしんちゃん。Amazonプライムビデオ で配信されてるのでプライム会員の方はぜひ探してみてください。

お疲れさまでした!