世界一難しい恋の波瑠は大野智のおかげで可愛いのでは?

日テレの水曜ドラマのホテルオーナー鮫島零治と海外のホテルで働いた中途採用の社員柴山美咲とのちょっと変わったラブコメディ。

視聴率も平均的に12%を記録するほど現代のドラマ事情を考えるとかなり高い水準を維持している。

大野智さんはドラマに出るたびに高視聴率だったがラブコメでは初主演で少々心配だったものを弾き飛ばしてくれた。それもそのはず、脚本もプロポーズ大作戦ときょうは会社休みますの金子茂樹さんでラブコメ、特にコメディ要素に定評がある二人の化学反応が見事にマッチングしたってわけです。ヒロイン役の波瑠さんもいいキャラしてるしトータルで面白い。

じゃあ、本題へ

柴山美咲は本当にいい女なのか?

柴山はパリの五つ星ホテルで3年間働いた経験を持っている、日本的に言えばキャリアを積んできて満を持して日本の鮫島ホテルズでさらに成長して最終的には自分でホテルをやりたいという野望を持った女性だ。

何事にも動じない心を持っていて、仕事は完璧にこなす事が出来る上に、気が利くし、クビになった人を撤回するように怖い社長に進言できるほど情に厚く、会社のジムでトレーニングしたり自己管理も出来て、強い信念を持っている。

凄くいい人。

 

が男性から見たらどうだろうか?ちょっと完璧過ぎないだろうか?私はそういう人は好きである。しかし、出来る女性は魅力的ではあるけれど、問題は相手の感情だ。完璧すぎる人間と不釣合いなほどに不完全な自分によるバリバリの劣等感。女性は悪くない、悪いのは男だ。そう柴山美咲は高嶺の花なのだ。いくら波瑠さんが元々可愛い顔をしていても今回の場合柴山は美人とカテゴライズしてしまう。

鮫島零治は一流ホテル社長

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高嶺の花と結論が出た柴山に対して鮫島はどうだろうか。完璧超人こと柴山と釣り合いが取れているだろうか。一流社長で手腕もある鮫島とは客観的に見ればお似合いであることは言うまでもない。

となるとひとつの障害は乗り越えている。強気な女性と一流の社長。仲がよくなっていくことも当たり前。それが恋人になるかどうかはおいておこう。

問題は鮫島が絶望的に恋愛ベタな人だったということ。

鮫島こと大野智が面白いから可愛い

完璧超人柴山は他者からみたら美人でしかなかったが、鮫島が絶望的なまでに恋愛にチキンで嘘がつけないので、やさしい嘘を付いたときは鮫島・・・がんばっているな。

とついつい応援したくなる。それに対して柴山はほぼほぼ純粋な対応を取っているので、実は完璧超人ではなく純朴な一人の女の子なんじゃないか?

美人からの脱却

まさにギャップ萌。

大野智と小池栄子が柴山をフォローしている

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鮫島が何かをやらかしてしまうと大体、悪いのは鮫島だ。でも、鮫島を応援している側からすると、もっと受け入れてやってもいいんじゃないか?大野くんをふったり、冷たい対応するなんて許されることじゃないぜ!とついつい鮫島だということをわすれてしまうほど熱くなってしまうことがないだろうか。

だが、鮫島が失敗したことがどこが悪かったのかということを小池栄子演じる村沖舞子との会話で解消してくれる。ここが悪かったから柴山が怒ったのだとしっかり柴山の印象が悪くならないようにフォローしてくれる。

鮫島が柴山を受け入れるからこそ可愛い

完璧超人柴山嬢であるが、実はこと恋愛に関して言えば全てが欠点になりえているのだ。気の強いことによって相手が悲しくなるような意見を言ってしまったり、意地っ張りになってしまったり、どこか頑固者なのだ。

その頑固な所は可愛さとして無縁だ。もちろん柴山が悩んでいるシーンがあるのでフォローされているが、実際にそのようなことをされては理解しようとしなければ可愛くない。重要なのは理解するかどうかだ。

柴山のプンプン感を大野智が出していた

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第8話で鮫島は決意を決めて柴山と二人で会うことを決意した。

決意表明だったが弱気な声で強気なのか弱気かわからない説得するという不思議なアンバランスさ。欠点を受け入れるという重大な台詞を言っていたが、柴山は冷たい対応。

柴山の気持ちはもう冷めてしまったのだろうか?という話にはならないのがこのアンバランスな台詞による効果だ。

どこからしら柴山はプンプンしているのではないか?

嫌いとはいってるけど本当はそうじゃないと思ってるんだろ?ただプンプンしてるだけなんだろう?

と鮫島の説得により冷酷人間柴山を一気にプンプン女子に印象を変貌させてしまった。

まとめよう

ところで波瑠さんって言うまでもなく可愛いよね。

 

お疲れ様でした。