癒される作品から熱いものまで!おすすめのグルメ漫画まとめ

空前の料理漫画のブームが舞い降りてから数年。

どの雑誌でも定番の一つともいえるようになってきたグルメ漫画はモンスター、学園、ギャグ、バトル、恋愛など可能性は無限大になりつつあります。

ジャンルとしてはまったりとほのぼのとする料理漫画は本当に癒されます。一方食べることをメインに熱い戦いを繰り広げたり多種多様ですね。

おすすめしたい漫画を紹介していきます。まだ巻数が少ないサクッと読める物が多いので参考になればうれしいです。

ほっこり系グルメ漫画

新米姉妹のふたりごはん

THE 癒し。

再婚をきっかけに一緒に住むことになった娘二人(同い年の女子高生)、なのに両親は海外旅行で知らない女の子が二人で暮らす事に・・・明るいサチと大人しめなあやりの同居生活

なんですが、とにかく料理することと一緒に食べる事って本当に幸せなことなんだなと思わせてくれるストーリーです。

物語がゆっくりと進んで、悩みを解決していく所がグッドです。家庭で作ると大変なものを題材にしているのでとにかく美味しそうな食べ物が一杯。

飯漫画なんで当たり前なんですけど、ちょっと手間のかかる料理が多いだけに新鮮さがあります。

異世界食堂

毎週土曜日にねこやというお店があってだな・・・ドラゴンがやたらでかくてやたらと可愛い作品かな。

洋食のねこやという食堂が異世界に繋がってしまう物語で何といっても絵が綺麗で、読んでいるだけで癒されてしまいます。

極々ありふれたメンチカツやカレーなどをメインでありふれた料理を非常においしそうに描く所と異世界の人々がやってきて色々な思いを語り舌鼓が読んでいて気持ち良いです。

コンビニお嬢さま

ありそうでなかったコンビニ×お嬢さまの特化型漫画。お決まりとも言えるお嬢さまがコンビニのものを食べると大げさなリアクションをするあれか・・・?と思っていると斜め上の方向に吹き飛ばされます。

お嬢様は買い食いなど許されない。しかも買い物していることすらちょっと恥ずかしいから変装する。

ゆえに!家に持ち帰ってアレンジ料理にする。正直ええっ!?てなったけど好き。

コンビニで買うまでがやたら可愛くてツボです。そこにページがやたら使われているために、簡単でひと手間でコンビニの食べ物が豪華に!みたいな描写(とても簡単に調理)されてますが実際やるとめちゃ難しそうなのが冷静に読むとジワジワきます。

ふかふか放課後パンくらぶ 全2巻

無表情なお嬢様JKが美味しそうに食べるただそれだけでいい。

放課後パンくらぶとタイトルだけど部活動じゃなかった。コンビニなどで普通に売っているパンのウンチクを語りつつ、ギャグしつつパンを食べれば幸せパンがふかふかなだけでなく鋼鉄の鉄子(JK)がふかふかになる。

癒し漫画いいえギャグです。

主人公・春人。これが冴えない男過ぎて。よくあるパンについてこだわりの強い男で、なぜか買った負けたとか完全なへたれ&噛ませというキャラが薄いのにストーリー上面白い。

鉄子(節子)はただただ美味しくパンを食べてるだけ 表紙の女の子に癒される漫画かと思って読んだら、ギャグ漫画でした。

正直何言ってるか分からないと思うが私もわからん

1話が10ページほどでテンポがよく、鉄子以外の新キャラ(女の子)が続々と登場して飽きがこないちょうど良い具合に2巻で完結です。

雑学系

雑学力が高いジャンルを集めておきました。ギャグ路線もありつつ、細かいのが多いもの!

だがしかし

グルメ漫画・・・ってのとは若干異なるかもしれないけど、雑学力がハンパない駄菓子

枝垂カンパニーの令嬢のほたるさんがやたらと可愛いのにかなり残念な感じと駄菓子屋の跡継ぎのココノツとの軽快なトークをずーーと繰り広げてるのを読むだけ!!(途中まで)駄菓子が題材なだけにあるある・わかるわかる・そうだったのか!ってな発見もあって面白いです。

徐々にほたるさんがいなくなったり・・・ストーリーが濃くなっていくので飽きがこない作品でもあります。

美味しんぼ

雑学力が凄すぎるんです。山岡士郎の究極のメニューと海原雄山至高のメニューが繰り広げる料理漫画の巨人。

これおすすめするのか・・・1巻から全巻読もうって人は中々いないと思うので、ほとんど全部読んでいる私からおすすめの方法はテキトーにどれでも良いので取ってみることです。

基本的に1巻で物語は完結するのでどれを読んでも面白いです。ひとつのテーマについて奥深い世界を語る作品で、起承転結がクッきりしています。ストーリーが地味(本当はかなり)面白いです。

基本は山岡と父親・海原との確執があることだけ覚えておけばどの巻読んでも大丈夫です。

バトル系

食戟のソーマ

ジャンプで連載中の熱いバトル系料理漫画。リアクションのお色気と独創的な料理の数々と熱い展開。

一見荒唐無稽な料理の地位がものすごく高い世界なんですが、バトルという目線でかなり面白い。

キャラクター一人一人の個性が立っていて、どっちが勝つんだ?とワクワクしてしまい、ジャンプって本当に凄い雑誌だと思いました。

読めばはまるこれにつきます。

焼きたて!!ジャぱん 全26巻

主人公・和馬がジャぱんを創るため奮闘する物語。パンだけで全26巻も出してしまうほどの傑作。

フランスパン、イギリスパン、ドイツパンなど、世界には自国の名を冠したパンが沢山が、日本にはない。

リアクションが凄まじく、徐々にインフレしていくリアクション芸を楽しめるギャグ系パン。

この作者さんは超速スピナーというコロコロコミックのハイパーヨーヨー作品を書いていただけあって、話が何故か熱い

リアクション芸だけと思わせておいて対決形式のストーリーが飽きないように工夫を凝らしていることで引き込まれてしまう。

中華一番 全5+12巻

超王道料理対決。

アニメ化されてその世代であれば誰もが知っているだろういわずと知れた荒唐無稽なリアクションとぶっ飛び調理。

元々成長する主人公リュウ・マオシンの姿が描かれていたがそれほど人気が出なかったためマガジンSPECIALに移籍したがアニメ化してしまったため、人気が爆発して週刊少年マガジンに再移籍。

「水牛を一瞬で解体」「鶏の羽毛を爪で器用に剥ぐ」「川を丸ごと燃やす」
特級面点師・裏料理界・伝説の厨具

などなどグルメ漫画の歴史的に見ても調理方法の凝り方が桁違い。そして何故かバトルすることもある。当時の私は中華料理ってヤベェと思った。個人的に最終決戦の料理が冷静に考えたらもはや意味不明。

特級面点師・シェルの鋼棍やレオンがやたらかっこよく、勢いでごり押しつつバトルも面白い。

リアクション芸が達者で予想外の料理・・・なんだけど出来上がった料理が実は普通だと!?

そんな感じです!

本格派?ギャグ?シリアス?色々

癒しとは違うし、ギャグとも違うストーリー性重視かといわれるとちょっと違うごちゃ混ぜ

異世界居酒屋「のぶ」

王道的な中世に現れた居酒屋のぶ。

ただ、食べる・料理するという事にとどまらないで、異世界と関わりを持ってしまうこともあってストーリー性がかなり奥深いです。

この漫画は異世界と完璧に繋がっているため役人などがガンガン入ってきたり、儲けようとして色々考える人々まで、リアリティがあり凝っています。でも結局美味しい。

そして、女の子がやたらと可愛くて、男が良いキャラな奴が多くてただの料理漫画の粋を超えてます。

食の軍師

トレンチコート姿の本郷とライバルとなってしまった力石との食の戦いが今始まる。本郷は食のこだわりが非常に強くて食の兵法を語るという謎過ぎる漫画なんです。

たまらないほどの勢いを込めて読んで欲しい。絶対にじっくり読んではならない。

なんていうか真面目に読んだら全然面白くないはないですが、夜中テンションでみたら滅茶苦茶面白かったんでおすすめにいれときます。

つねに”ちょっと何いってるぜんぜんわからない”と思いながら読みましょう。

空挺ドラゴンズ

マンガ大賞2017の13位の作品。2017年5月に待望の2巻が発売されて面白さが数段あがりました。

捕龍船『クィン・ザザ号』で龍を狩って食べたり、売るというモンスターハンター的な感じ。龍と表現されてますが、金魚だったり鯨だったり様々です。

熱いストーリーと正当派な物語展開で最後は食べる!ってのが王道だけど王道ゆえのよさ。ジブリ臭が少々するけど2巻でさらにかもし出すジブリ。

巨大な敵を倒す漫画は爽快感あるし、シンプルに面白いってのが個人的な感想。

将棋めし

可愛い×本気飯×将棋

将棋棋士というのは非常にカロリーを消費してしまう職業。そのお昼ご飯は重要なのである!

どう選ぶか・相手とかぶらないように・・・そこに意味はあるのか?

最初はただの飯バナだけど徐々に将棋に傾倒してシリアスに絡めてきて中々渋い漫画なんです。

肉女のススメ

アラサー未婚のOLによる肉を食らう。肉食系女子とは間逆の主人公による肉を食べて泣くスタイル。

とにかく辛いことがあれば肉食っておけば何とかなるんじゃない?と思わせるほど美味しそう。恋愛要素と食を絡めていることで恋愛のドロドロさがマイルドになって読みやすいです。

食事=ストレス解消。食べることって幸せなんだなぁと絶妙な表情がやはり良い。

巻数の少ない最新の作品ばかりで固めようと思ったけど私の大好きな何度も読んでいる長期連載していた作品も巻数が少ない漫画とサンドしていくつかあげておきます。

喰いタン 全16巻

食をテーマにしているのに推理物。ミスター味っ子の作者・寺沢大介の当時は新境地とも言える作品でした。

事件の捜査に協力すると思ったら突然冷蔵庫から料理を取り出して食べ始める。実家のような安心感なリアクション。

それをきっかけに事件を解決してしまう。ほとんどファンタジー。

どこが良いのか理解できていないがいつの間にか次の巻読んでしまっている。適度なグルメと適度な推理の安定感が心地よい。

次からは最近の作品。

ダンジョン飯

2015年度コミックナタリー大賞・第1位このマンガがすごい!2016(宝島社)・オトコ編1位THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!・第1位全国書店員が選んだおすすめコミック2016年度・第1位Amazon ランキング大賞2016 Kindle本コミック 1位

2016年最も売れて近年のブームの立役者的存在。

何から何まで発想の勝利。のんびりとしつつダンジョンに登場する敵を食べるあのゆるゆる感がたまらない。

従来食べるという発想が全くなかったモンスターを冷静にかつ的確に食べ方を説明するあの感じは一体?妙な説得力で思わず食べたくなる不思議なストーリー。

1巻1巻が濃密で単行本として素晴らしいコスパだと個人的に思ってます。

頂き! 成り上がり飯

ヤンキー×グルメの学園物は今までたくさんあった。それらはなぜか大会やらグルメ勝負など謎の試合を行うがこれは全く方向性が異なっていた。

不良高校の王森高校の1年生ケニーは高校のトップを目指すという典型的な不良。しかし、とにかく弱い。偶然にも相手が弁当などの料理を食べて何故だか味方になってしまう。次第に1年生のトップへと上り詰めていく。

なによりも雑なリアクションなのがたまらなく面白い。

海の王者であるツナと陸の1匹狼であるキュウリ消して変わらないこの二人が手を組むと

俺の背中を任せられるのはキュウリ・・・お前だけだ

正直何を言っているのか全く理解できないけどサンドイッチの話です。物凄く古典的なギャグテイストなリアクションはついつい笑ってしまいます。

ちなみに主人公のケニーはクラスメイトからママと呼ばれていて、胃袋をつかむと男と結婚できるだけでなく不良の頂点にもなれるのです。

長々紹介したけど実は絵が好みではないです。ギャグセンスが癖になってしまい数回読見直すほどはまっているのでおすすめせざるをえない。

まとめ

最近の作品はタイトルと表紙をみれば大体面白いかわかりますが、ふかふか放課後パンくらぶと頂き! 成り上がり飯は想像していたよりも当たりでした。

グルメ系は設定をあまり考えずにサクサク読めるので楽で良いです。読むハードルが低いゆえにブームになっているのかもしれませんね。