【恐竜の飼いかた】異次元の日常系恐竜漫画がシュールすぎて好きになる・ネタバレ感想

子供の頃に憧れた巨大な恐竜。そんな恐竜が極々普通に町を歩いていたり飼われていたら、

普通だったらパニック漫画になりそうだけど、日常を描いていたなら

物凄くシュール。

そんなストーリーとゆるい絵柄で描かれた、ジワジワ来てしまう作品と癒し系が好きな人におすすめしたい、いしがきのぼる先生の「恐竜の飼いかた」を紹介したいと思います。

恐竜の飼いかた

恐竜の飼いかた 1 (リュウコミックス)

漫画家アラサー女子のねね子さんが住む町には、ふつうに恐竜がいる。飼い恐竜もいれば、野良恐竜もいる。 妹のフキと二人で生活をしていたある日、めったに家に帰ってこない父がいた。 父はモンゴルへ化石発掘しに行くため、母親が違う妹・よりかをねね子に預けにきたのだ。 ねね子は反対するも、渡された金に目がくらみ引き取ることに。 そのとき、よりかと一緒に恐竜もやってきた。

地震・・・!?あっ、なんだあ 恐竜かあ から始まる日常。

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びっくりするくらい日常に恐竜がいるシュールを超えたシュール。住宅街に普通に恐竜がいるというありそうで全くなかった設定。

過去にジュラシック・パークやその続編なんかではテーマパークで飼われている姿を観る事ができたが、檻にすら入っていない恐竜が住宅地にいるのがもう。

ちなみに最初からぶっ飛んでいる設定がぶち込まれつつ、恐竜がネコを怖がると語られてます。???ネコに負けるブラキオサウルス(と思われる生き物)とは一体。

どうやら飼われている恐竜もいれば、野良も存在するようです。

恐竜以上にキャラが濃い人たち

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主人公の奥村ねね子さんです。アラサーで最近結婚詐欺に騙されてしまった漫画家。

家に帰宅すると、久々にお父さんが帰ってきて、小さい女の子よりか(お前の妹)を預かって欲しい。お父さんはモンゴルに仕事に行くから、よりかは愛人の娘で母親が亡くなっている。

恐竜のインパクトより、よりかの人生壮絶すぎないか!

という恐ろしくドロドロの設定なのにのんびりとした漫画なのです。

もう全部ぶち込んできたなって感じです。

絵柄がゆる過ぎて

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遺産関係のことでお姉ちゃんは買収されて、妹達はお父さんに何でも言うこときくといわれて恐竜を飼いたいということでびわ(恐竜)を家で飼うことが承認されてまんまと懐柔される。

オチまで秀逸。

絵がとってもゆるさを際立てているというか深刻さが全くないのがアンバランス。リアルな絵柄だったら全く別の雰囲気なんだろうけどこの絵柄だからこそ面白い。

味のある絵が生かされているっていうんですかね。

ゆる過ぎて唐突にとんでもない設定が明らかになる

とにかくぶっ飛んだ内容なんだけど、じゃあ恐竜を飼うとか言ってるけど食費とかどうするんだって読む前に思ったら2話で解決済み。

そしたら、普通に恐竜用のフードがあって、だから水をかけて膨らむ食べ物をあげる事になっています。

本製品1に対して水を5すると8倍にふくらみますか・・・

ん?いやいやちょっと言ってる意味がわからない。しかし食糧問題に関しては理解させてくれる。ツッコミを入れたら負け。

予防接種に行ったらトリケラトプスらしき生き物に空に飛ばされる人間がいる風景、ティラノサウルスみたいな生き物が居たり。

温和な生き物や草食動物は住宅街にいてもおかしくない(おかしい)けど、肉食動物も共存しているのが明らかになるけど全然深刻さがない。

この世界はいったいどうなってんだ!と思って仕方がない。

何にも気にせず読んでも、ツッコミ入れながら読んでも笑えます。

ここが面白かったポイント

恐竜の飼いかた 2 (リュウコミックス)

まあほとんど同じことですね。とりあえず恐竜が登場するというだけで面白くて当たり前なんですよ。それプラスどのような話なのかというところが見事です。

またキャラクター一人一人が魅力的なのも大きいです。

主人公は漫画家で恐竜を飼っていることのエッセイ漫画を描きはじめているため積極的に恐竜の事に関わってしまいます。

元同級生の獣医の仕事を手伝って凄い事実が明らかなったり世界観が時々ぶち込まれて面白いです。ちなみに漫画の中のキャラクター達は当たり前のことなのでそういう話をわざわざしないし、当たり前のように語ります。そんな重要なことをサラッと言って良いのかって時がたまにあります。

一方で高校生?のフキは学生生活をゆるゆる描かれたり逆に深い話に持ち込まれたり、小学生のよりかは恐竜という未知と触れ合っているような雰囲気がとてもワクワクします。

ねね子・・・リアル

フキ・・・中間(教訓)

よりか・・・未知と子どもらしさ

てなイメージ。フキ回は時々シリアスな感じにもなったりして意味深な内容だったりもします。話にのめりこんだら泣いたり感動するけど、もう一度読み直すとすげぇバカみたいなことあって感動を返して欲しかったりもします。

あと忘れてはならないことが一つありました

本当読んでて癒されるんですよね。シリアスな所も含めて良いテンポで20ページ以上のちょっと長めで起承転結が心地良い所で終わってくれます。結が凄いシュールな時はわかると面白すぎます。

まとめ

ちなみにこの漫画はリュウコミックから発行されてます。

恐竜だけに、恐竜だけに・・・はい。

ではでは!