【地球のおわりは恋のはじまり】超王道ラブコメの面白さが爆発していた【感想】

地球のおわりは恋のはじまり(1) (デザートコミックス)

漫画なら何でも読む私です。今回紹介するのは著作・タアモ先生の少女漫画。デザートで連載中の地球のおわりは恋のはじまりです。

タイトルだけをみると終末論的な物語かと勘違いしてしまうかもしれませんがものすごく心地のよいドラブコメ漫画です。

今風の少女漫画で王道だとここまで面白い。というわけであらすじや感想などネタバレしつつ紹介してみます。

地球のおわりは恋のはじまり

かわいい双子の妹と比較され「じゃない方」扱いを受けてきた柳瀬真昼。だから「いいことがあっても悪いことが起こる」と人生に期待せずに生きてきた。でも高校入学早々、謎のイケメン里見蒼が急接近! しかも告白!? 「だめだ、こんないいことばかりじゃ地球が滅ぶ」――累計170万部以上の『たいようのいえ』タアモ最新作は王道初恋ストーリー! 恋に踏み出せないネガ少女と×押せ押せイケメンの追いつ追われつラブ開幕です!

柳瀬真昼は妹に対してコンプレックスを持っている女の子。唐突に登場したマジで謎過ぎるイケメン里見蒼とのラブストーリーです。

出会いはお守り

主人公・真昼は双子のじゃない方として何にも期待しては生きてはいけないと15年間で学んできた。

運はプラスマイナスゼロでいいこともあれば悪いこともあるがモットー。この路線が地で進みます。ちょっといいことがあったらマイナスなことが起こる感じです。

悪いことが起こらないようにお守りを大量に持っていて、学校でうっかりこぼしてしまいます。

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出典:地球のおわりは恋のはじまり

ただただイケメン。ものすごくいい人。そして顔が近すぎる。逆にここまで王道だとむしろ楽しくなってくる。

ネガティブポジティブシンキングが面白い

真昼はネガティブという設定っぽいのですが、実際は凄くポジティブです。

入学早々、席を間違えて座ってしまいます。クラスの可愛い女の子・守谷さんの席だった。守谷さんとのファーストコンタクトは最悪。

しかも守谷さんがうっかり落とした指輪を渡したら冷たい対応をされる。

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出典:地球のおわりは恋のはじまり

ほっ・・・?

この漫画楽しく読めそうだ。と思いましたね。真昼の感性がちょっとずれててとにかく楽しいんですよ。嫌なこととかもこういう感じで描かれていると読んでいて気持ち良い。

ちょっと青春しすぎている

15歳高校生活が開始すれば楽しいことがたくさんあるだろうけど、平穏な人生でそんなことが起こるわけが・・・

放課後に里見蒼と偶然下駄箱で出会い、蒼がパン屋さんへデートに誘います。この唐突すぎる流れに思わず噴出してしまいました。(理由は後々わかってきます。)

意図してありえない感じを出しているのだと思います。蒼のあまりの行動力に吸い寄せられる真昼。行動に文脈がほとんどないのがまたジワジワきます。

さらにうっかりあーんしてしまい、その結果こういう表情になる。

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出典:地球のおわりは恋のはじまり

期待したら駄目だ。明日 地球が滅んでしまう

真昼は全部偶然の出来事だと思いたいし、過去の出来事から期待してはいけないと考えている。こういう考え方が超ネガティブ。どっちかというと恋の始まりは地球の終わりですね。

そうして・・・最後には告白されます

ここまで1話です。こんなにもぶっ壊れてて超王道は久々に読みました。

ここがよかった!

里見蒼と胸キュンと可愛い

蒼くんの行動はわりとどうかしていると思うけど、イケメン補正のごり押し気味ながらもかっこよさがあります。

ぶっちゃけイケメンの行動でなければ結構ヤベェ奴です。(よく言えばマイペース。)恐竜好きで子供っぽいところがあったり・・・いわゆる胸キュン行動を頻繁に繰り返します。それに対してのあまりにちょろい真昼のリアクションが可愛いです。

守谷さんと真昼のキャラが凄く良い!

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出典:地球のおわりは恋のはじまり

守谷さんは元お嬢様で基本口が悪いです。そして可愛いです。

悪気なく守谷さんが真昼を罵って、真昼は喜ぶスタイルです。最近、蒼くんとのデートなど良いことがありすぎて、ここでうまくバランスが取れているという意味です。良い感じに相談役になっていくし、辛いことを二人で共有して友情を育んでいくのもなんだか癒されます。

王道だけどどこか変

作者さんが王道を目指して描いていると言うとおり、こういう物語ありそうだと思います。

ただ、昨今の恋愛漫画ってちょっと奇をてらっている作品が多かったり、コミカル要素が少なかったりこの絶妙なバランスの作品あんまりないと思ってます。

ちょっと前になるけど、君に届けや僕らがいたはものすごく真面目な恋愛、青空エールやちはやふるは青春部活物、他には執事や職業系、ドSなどが大ヒットしたこともあってこういう作品読んでませんでした。

個人的には男がドSじゃない所が好きなポイント。

絵が好みだった

少女漫画の中でも絵が綺麗です。ふんわりしていて表情も豊か

コマ割も凄く読みやすい。タアモ先生の前作(たいようのいえ)は目の書き方が凄い良いと思っていました。それ+αの要素が加わっています。

ギャグが秀逸

上記の説明どおりかなりぶっ飛んだ話の流れもあります。そこをどう読むかですね。ギャグとして読むか矛盾として考えるか。わたしは面白いと思いました。

ドキドキの恋愛なんだ・・・

散々笑わせておきながら物語はキュンキュン間違いなしの内容。こんなの卑怯です。

まとめ

笑いと恋愛を1作品で楽しめるからラブコメって美味しい漫画だなぁと最近思ってます。一石二鳥。

1話・1巻からガッツリ面白いのでおすすめです!

キュンキュンとか久々使った。

ではでは!