すれ違いすぎて面白い漫画を見つけてしまいました。
どうも、漫画が好きな人です。
アニメ化も決まった週刊少年マガジンで連載中の徒然チルドレンの作者・若林稔弥さんの過去作品とかないかな?と思って色々探していたら、僕はお姫様になれないって漫画を見つけました。
気に入ってしまったのであらすじ的に感想など紹介しますよ。
開始2ページで2回すれ違い。すぐにトドメをさす
この漫画は主人公がコロコロ変わるのですがメインとなるのが新堂玲と白馬王子です。
あるところに新堂玲という貧しい高校生がおりました
毎回御伽噺風に始まりしょっぱなからやってくれます。
新堂玲は意地悪な上級生に笑われると思っているのに、上級生は実はあの子かわいくない?と褒めている。
この姿をみて心配してくれてるクラスメイトの白馬王子は新堂玲が貧乏でお兄ちゃんのお下がりの男用制服を着ているため男だと勘違い。
男にドキドキしてしまうことに駄目なことだと思ってる王子。実際は新堂玲は女の子なのでどこも変じゃなくて、明らかに両思い(ぽい)。
別に隠しているわけでもなかった自分が女の子だと言うことを話そうとしたら
出典:僕はお姫様になれない
もう完全に話すタイミングを見失ってしまう。
王子としては新堂玲を女の子だと勘違いすることは失礼だしドキドキを誤魔化すために必死になって新堂玲を男だとアピールしてしまう有様。
女の子なのに
出典:僕はお姫様になれない
トドメさしちゃいます。
この後さらに胸を触って胸板があると三連コンボを仕掛けます。
早々にすれ違うかと思えばもう1ページに1回の勢いでお互い勘違いしていてツッコミが追いつかない。
続きどうなるんだろと気になって仕方がないです。もう完結しているので終わり方は知ってるんですけどね。
さらにすれ違いは続く
あるところに白雪姫(つくもゆき)という不良が(ヤンキー)いました
物凄く美人で七人の子分がいるのですが、王子様(彼氏)がいない。
王子様って表現がまたジワジワ来るんですけどね。そして七人の木こり(子分)。
よくある不良の女の子が誰かに惚れてしまうかと思いきや、うっかり新堂玲がターゲットに
女の子なのに。。。この回にかぎって新堂玲が正統派王子みたいな行動をとってしまいがちでなんともいえない。
出典:僕はお姫様になれない
あまりのちょろさに白雪姫が好きになってしまう。ここまで急速にちょろくなってしまう漫画があっただろうか。
いや、ある。
まあ、あるんですけどね。
白雪姫はどうやって声をかければいいかわからなくて、結局子分にまかせてしまうスタイル。
そこでも子分はヤンキーなのでボコると勘違いするスタイル。
どこまでも勘違いしているためにこの恋は実らない。。
いや・・・この漫画は全然違う作品ですけど!というか多分実る。
違う、女の子だから実のならないのか。
なんというか普通の漫画なら泥沼にはまって悲しい気持ちになるはずがほほえましすぎてニヤニヤしてしまいました。
この勢いで3話からずっと間違い続ける
色々書きすぎると読む楽しみがなくなるので、簡単に。
あるところに竜宮真魚という転校生がおりました
あるところに加賀美鏡子という悩める女子高生がおりました。
あるところに黒衣真帆という・・・モテまくりの女子高生がおりました。
さらに3人のキャラクターが登場して、カオスな人間関係が形成され始めます。2巻でもう二人。
この漫画はオムニバス風でいいキャラばかりなので混乱することないし、横道に逸れていても全員好きになってしまいます。
複雑に見えて物凄くシンプルでわかりやすくて読んでて楽しかった。
あと、やたらと照れ方がかわいいです。
出典:僕はお姫様になれない
徒然チルドレンと比較して・・・
最初にも書きましたが徒然チルドレンを知ってからこの漫画を読みました。私は週刊少年マガジンファンなのでWeb版は後で知りました。
連載的にはWeb徒然→僕姫→別マガ徒然の流れになっています。
徒然チルドレンはアニメ化決定しましたからね。2017年夏らしいです。軽く比較すると、
僕はお姫様になれないはストーリー漫画で、徒然は4コマ漫画。
個人的には・・・徒然はニヤニヤしながらもどかしい感じが好きです。
僕姫はギャグ漫画(ラブコメ)として好きです。でかいコマのリアクションはインパクト強くて、次のページをひらく楽しさが魅力です。
4コマ漫画の人のストーリー系はまた違った表現で楽しいのでいくつか読んでいますが、大体四コマで出世しがちだなあと思います。
恋愛ラボと僕らはみんな河合荘とか・・・
4コマ漫画の人がストーリー漫画書くとほとんど良作です。
サクっと読めるのが好きな人は4コマ。自由度が高いのがストーリー物。結局どっちもギャグセンスあるからテンポ良く仕上がっていて面白いです。
またどこかの雑誌で描いて欲しいものです。(1話短いし)ヤングキングさんチャンスですよ
まとめ
この作品はすでに連載が終了して全3巻と読みやすかったのもいい所でした。
連載自体は3年なので打ち切りとかではなくしっかり完結しています。
またひとついい漫画を見つけてしまいました。