これどうなってんの?と思ったら負けだ。
どうもどうも久々の漫画レビューです。
タイトルや表紙からは想像できない不思議さだけどニヤニヤ、のんびり系がたまらなく好きになってしまいました。
福田泰宏先生のまどからマドカちゃんのあらすじやら感想など紹介します。サクッと読めて良い感じです。
まどからマドカちゃん
あんな格好やこんな格好で窓から姿を現す不思議な女の娘(こ)マドカちゃんと、彼女に翻弄されるサラリーマン・小田君の、ニヤニヤ必至窓際コミュニケーション!
と極々普通のあらすじ、男(リーマン)とマドカちゃんが会話するだけの漫画なのかなと表紙だけ見て思いましたね。
きっかけは表紙の文字が読めなくて興味を持って読んだだけですけどね。
斜め上の発想でストーリーが始まりました。
雨宿りしてたらすし屋が登場する
サラリーマン・小田君が突然の雨で雨宿りをした家の前で偶然マドカちゃんが窓を開けました。
生活観溢れるシャツ一枚の女、洗濯物も干してある。(溢れる干物臭)ありえそうでありえない始まり方。
うっかり通報されるかと思いきや、
しばらくお待ちください。 マドカより
窓を閉めて張り紙、小田は仕事があるから待つことに戸惑う。
引用:まどからマドカちゃん
いやぁこういう方向性でくると思ってなかった。さっきまでの部屋とは全く違うし、そもそも寿司の台とか障子とかどこから取り出したんだ!
それ以前に何で寿司なんだよとか
キリリ!!じゃないからとか
マグロでかすぎとか
色々ツッコミたいけどもう何も考えなくて良い。そういう世界観です。
もうひとつ言うとただの雨宿りのなかでこんな事になってます。雨も降ってるし、まぐろとイカ頼んで食べてみると普通の回転寿司のレベルを超える有様です。
雨も上がって何かよくわからないことが起こったけど立ち去ろうとすると、
引用:まどからマドカちゃん
お金はちゃんと貰う。1皿100円で意外と安い・・・
ゆるすぎる二人のコミュニケーションが複雑
毎回毎回よくわかんないけどマドカちゃんが色んなことします。
引用:まどからマドカちゃん
よく通る道を歩いている小田が丁半をしたがるマドカちゃんを発見。ずっと丁半したいから誰かを待っていたので腕が疲れてたりして地味な部分も面白かった。
室内で茶道やボクシングや釣りしたりもう無茶苦茶です。
違和感ありつつも物凄く真面目な小田にマドカちゃんが論破されたりしてちょこちょこ可愛くて緩い雰囲気です。
ヒロインはしゃべらない
この漫画が絶妙だなと思ったのがマドカちゃんがしゃべらないことですね。
小さくセリフっぽいものが書いてありますが、それ以外しゃべらないヒロインなので小田が表情から読み取るスタイルです。そのためマドカちゃんが次々と行動していきそれにツッコミを入れる小田。
そこらへんが癖になって妙に面白い。
ここがよかった!
・絵柄
絵柄と内容の相性が抜群に良かったです。癖の強くない絵柄だけど、実は背景が凝っていて結構書き込んでるんだなぁと2度目に読むと発見がありました。
・テンポよし
数ページで1話が10ページもないくらい短いのでテンポよく読めたところも好みです。広げすぎずちょうどのよい所で終わりふわっとしてます。
・しゃべらないけど細かい部分に文字が書いてあるのが好き
細かい所でクスッとさせてくれるのがたまらないです。腕疲れたとか、ととのいましたとか地味に書いてあったりね。
引用:まどからマドカちゃん
この漫画の話
この漫画はモーニング・モーニングツーで連載中、ということを2017年5月23日(発売日)に知って最新号読もうとしたら
モーニングに掲載されてない。
いやいや、こんなに面白いのに打ち切りになったのか?と思って、バックナンバーを探して読んでみたら1部完と書いてました。というわけでですね、実質全1巻。また近いうちにどこかで再開されるらしいので人気次第なのかな。
追記:夏に連載再開予定。
あれ、どこかで似たような話を聞いたことあるような・・・
これだ!
自由人のおじさんと杏ちゃんの、誰も傷つかない心温まる日常コメディー杏ちゃんのおじさんは仕事に行きません。おじさんはよくパチンコに行きます。最近、杏ちゃんはおじさんを近所の人に見られるのがちょっと恥ずかしいです…無職のおじさんと、それを取り巻く人たちの織り成す、やさしい世界!!
残念だけど2巻とか続きはなかった。(現在は掲載されてませんが当時マンガワンでそんな感じなことがありました。)売れなかったら即終了で本当に終了した作品。
本当に短いページの漫画は人気が本誌だとわからないし単行本が出るスパンが長いので、注目されないと続かない法則が成り立っている感じありますね。
ちなみに作者の前作も面白かった
ある日空からやってきた宇宙犯罪者と宇宙刑事。2人が暴れていたところを少女が謎の怪力で鎮圧!! その子はなんと4歳の女の子で…!? 無邪気で無敵な女の子がぶっ飛ばすバイオレンスプリティーギャグ!
ヤベェ表紙の漫画が登場したと思ったのでよく覚えてます。名前が漢字になっていたこともあって同じ作者だと知ったのは後日です。物凄く少年チャンピオンな絵柄だったのが印象的。
ユルユル(時々シリアス)のハートフルギャグでストーリー物としては1話が短く、楽しく読めました。そして、マドカちゃん同様、表紙からは想像できない良作。
今回紹介したような面白い漫画を見つけることは本当難しいので表紙のインパクトで偶然とはいえ発見できてよかったです。
まとめ
モーニング(ツー)で連載再開して1年、2年後でもいいから2巻発売して欲しいと密かに期待してます。
別の本が発売するにしても読みたいものです・・・ではでは!