TBS火曜日22時枠で7月10日から放送が始まった漫画原作のドラマ・義母と娘のブルース。
キャリアウーマンで真面目?すぎる岩木亜希子が宮本良一と結婚して、小学生のみゆきの義母になることから始まるドタバタなコメディ、に思わせて感動と涙のストーリー。
世間とかなりずれたお母さんの愛溢れる行動がとにかく面白すぎました。綾瀬はるかさんと竹野内豊さん演じるドラマの視聴率も第1話11.5%とかなり良い数字でしたね。
それもそのはずですよ。原作の漫画・桜沢鈴先生の義母と娘のブルース、
メチャ面白い!原作全2巻でサックリ読めるのも良いところ。
というわけでドラマと原作との違いや作品のあらすじなどネタバレしていきながら紹介しようかなと思います。
義母と娘のブルース あらすじと出版社
ドラマ化される作品だけに大人向けの少女漫画原作?かなと思っていましたが、案の定でありながら斜め上の出版社、なんと ぶんか社。
主任がゆく!スペシャルって雑誌で連載されていたとか。
渋い。ドラマプロデューサー渋い。どこで発見した。私はたくさん漫画読んでるけど見つけ切れなかった。1巻の発行は2011年2月14日とちょっと昔の作品ですね。
あらすじざっくりこんな感じ。
TBS系列にて2018年7月にドラマ化された、一番泣ける4コマ。 小学生のみゆきの父親が連れてきた再婚相手は、超やり手のキャリアウーマン・亜希子。 仕事のことなら百人力だが家事についてはからっきし。 反発するみゆきと、母になるために一生懸命がんばる亜希子。 血のつながらない不器用なふたりは、わかりあうことができるのか!? そしてみゆきの父親が亜希子と再婚した本当の理由とは――?
ただのコメディかと思いきや裏がいっぱいあるんですよ。というか父余命幾ばくて!4コマ×謎って凄い魅力的ですよね。
そんな感じで紹介しましょう。
4コマ漫画でした
この単行本、超綺麗な表紙ですよね。名前だけ聞いたときはもっとそのごくせん的なああいう感じの絵かと思いきや、正当派ストーリー漫画な雰囲気をかもし出しつつ、
中身が4コマ!
ゆるーいほのぼの4コマ漫画というまさかの展開にびっくりしましたね。
しかも正当派の。
ヤベェキャリアウーマンのお母さんがウチにやってきました。ってかんじですね。
面白かった所!&凄かった所
岩木亜希子はぶっとびすぎている
そのお母さん岩木亜希子。とにかくキャリアウーマンなんですよ。キャリアウーマンという言葉で色々ごまかしている感じがあるんですけど、32歳・部長。
何事にも一生懸命な人で不器用?ともいうべきか、お母さんの行動はビジネス能力高すぎて家族に対する行動として浮いてます。
娘に履歴書を渡したり・・・
その行動が娘・みゆきにとってよくわからなくてニガテだったわけです。
逆にお母さんもどう接したらいいのか緊張。でも仲良くなりたいから行動する。子供と仲良くなりたい事に対して真っ直ぐで不器用。
さらに会社を辞めます。亜希子専業主婦になる。ドラマの第1話からはそんな雰囲気全くなかったけどね。
才能なき主婦亜希子
お母さんキャリアウーマンだったからゆえに主婦としてのスキルはかなり低いです。
でも本人は一生懸命頑張ってます。愛されキャラですね。
衝撃の事実 仮面夫婦と・・・
読んだ時ハッ?って思いましたね。確かにキャリアウーマンの硬い人と優しい人がどうやって知り合ったのか謎で仕方がなかったけど。
仮面夫婦。
お父さんは病魔に襲われています。
いやいや、ちょっと予想外すぎてついてけなかった。旧版の単行本だとあらすじでガッツリ病気といってましたが、まさか仮面とは。
母が欲しかった良一さんと人恋しかった私
利害関係の一致で結婚したとのこと。
切ないよね・・・そんなこととも知らずみゆきちゃんは嬉しそうに寝てるという。
でも実際は夫婦になって恋が芽生えはじめて・・・旦那さんが亡くなります。
展開速すぎてついてけない!80ページ前後でここまで。そして娘が高校生になる。
1巻に含まれる内容が濃縮しすぎてヤバイです。
2巻は人生だった
あんまりネタバレしすぎるのもアレなんですけど、亜希子さんもおばあちゃんになります。1巻が衝撃過ぎて2巻どうなるんだ?と思っていたけど、のんびりパートありつつ勢いそのままで凄かった。
亜希子さんとみゆきちゃん、二人になった後の人生が描かれていて、ほっこり?涙?どちらもありの内容に感動しました。
原作とドラマの違い
原作は単行本2巻でエピソードが結構少ないですが、
ちなみに第1話は6ページの原作を元につくられていました。なので本筋のストーリーにかなりのオリジナル要素が含まれているといった印象です。
ただ原作のオリジナルキャラクター一人一人が濃いので原作に忠実でありつつ肉づけしたストーリー展開で面白さが倍増させてます。
オリジナル要素が満載なのでどこが違うのかって言うと全部違うんですけど。かなり違うことは・・・
麦田章を佐藤健が演じていることでしょうか。
麦田は宮本家の近所のパン屋「フランセ」の店主で漫画では後半に出てくる設定だったのがバイク便の青年に変わってます。
下山さんも下山不動産でかなりストーリー上に関わってきている所も違うかな。
その他会社の人や保育園の人とか・・・
設定がそもそもなかったっぽい人が多かったけど、麦田に関してはガッツリ変更がなされていますね。
まとめ的感想
義母と娘のブルースの原作漫画は面白くて泣ける本だったし、何といっても亜希子さんのキャラが立ちすぎて面白いです。ただスピード感がありすぎた気もします。まあそれが4コマ漫画のよさなんですけど。物語のプロットが凄く良いので、もう少しゆっくりキャラを深く描いて欲しかったかも。ストーリー的に6巻~10巻ぐらいあっても。。。なんて妄想したりもしました。うん、本当に良い本でした。まさかの連続でちょっと泣いたよ。
ドラマ版は脚本面白いしキャラの掘り下げ方うまいですよね。綾瀬はるかさんの演技も漫画の亜希子さんそのまんまでジワジワきます。
あと、ドラマ→原作で楽しむより、原作→ドラマの流れがより楽しめる、原作を読んだからこそドラマがみたくなる珍しい作品でした。私みたいな原作読んで、ドラマ観なくなる派の人にもおすすめです。
とにかく早く続きが観たいね!ではでは!
ちなみに電子限定のかきおろし漫画付が7月18日に発売します。